植民地の記憶の場所にみんなで行ってみよう会

日韓学生が一緒に植民地時代の記憶の場所をめぐる活動記録。

第11回活動報告~独立記念館(天安)

今回の活動では、天安にある独立記念館を訪問しました。

 

地下鉄1号線の特急に乗り、さらにバスに乗って2時間という長い道のりにも関わらず、一緒に行きたいという人が4人もいることに感謝しながら忠清道天安の記念館へ。

 

 

独立記念館は日本の植民地支配や独立運動の歴史などが展示されている記念館です。記念館の入り口から展示室まで徒歩10分ほどかかるという広大な敷地に展示館が7つと、すべて見ようと思ったら1日は必要です。

 

時間が限られていたため、今回は日本語解説を申請し、「日本による植民地化の過程」「1910年代の武断統治」「3・1独立運動」について学びました。

解説に集中…

 

以下は参加してくれた方の感想です。

 

Aさん:

ソウルの汝矣島よりも広い広大な敷地に、すべて見るには丸一日かかりそうなほどの展示が展開されており、その規模にまず驚き、この記念館の設立の意義に思いを馳せました。

主要展示館が7つに分かれている中、第4展示館は三一独立運動にまつわる展示のみで構成されており印象的でした。
韓国の歴史上初めて国民を主とした「大韓民国」を樹立し、朝鮮人が自由民であることを宣言した独立宣言についてじっくりと説明していただけたこのが記憶に残りました。
単に独立運動としてだけではなく、民族解放運動の画期として世界史的にも大きな意義を持った三一運動について学びを深めたいと思いました。

 

 

Bさん:

独立記念館には4年前に一度行ったことがありました。その時はまだ韓国語ができず、理解できなかった部分も多かったのですが、今回は日本語解説もあり、さらに深い観覧ができました。

 

3・1運動が勃発した当初、「31独立宣言書」が配布されたが、視覚的にわかりやすく象徴的な「太極旗」が使われるようになったため、「太極旗」は単純に国旗ではなく、植民地からの独立の意味も持っていたという話が興味ぶかかったです。

 

 

観覧終了後には、独立記念館の先生とお茶をしながらおしゃべり、天安で美味しいものを食べてソウルにもどりました。

 

 

独立記念館ホームページ:https://i815.or.kr/

日本語解説申請ページ:https://i815.or.kr/2018/tour/explain.do

ネイバー地図:https://naver.me/Fv74JvAB

 

第11回担当:小佐野百合香